好きなことだけやればいい



好きなことだけやればいい
好きなことだけやればいい

ジャンル:自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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世界で初めて高輝度青色発光ダイオード(青色LED)の製品化に成功した中村修二の名は、約20年在籍していた日亜化学を退職後に大学教授として渡米したことや、特許の帰属を巡って起こした訴訟により、一般に知られることとなった。同時に、会社員の生き方を問い直す格好のケーススタディーとして報道される機会も多くなっている。

その中村自身が、自らの考えや主張を明らかにしているのが本書である。日亜化学時代の研究生活を中心に、学生時代のエピソードも交えながら、自身の主張である「好きなことだけをやればいい」という持論を展開している。

中村の半生を俯瞰するうえで重要なのが、常に「怒り」が行動の原点になっていたというポイントである。会社の生き残りをかけ、寝ずの研究開発を行っていた中村だが、しだいにサラリーマン研究者の立場の弱さに怒りを覚える。さらに追い打ちをかけたのが、日本の学会の現実だ。アメリカ留学においてプライドを引き裂かれた中村は、日本人の研究者として、あえてアメリカの学術誌ではなく、日本の学術誌に論文を投稿する。しかし、ある権威的存在の論文を引用していないという理由だけで、日の目を見ることはなかった。一部の権威に牛耳られている学会の現実を知り、中村は、またもや怒りを覚える。

中村の行動に、日本からの頭脳流出を懸念し、会社を裏切ったと非難する声も聞かれるが、本書を読むと、日本の大学教育や学会、ひいては企業体質のゆがみに気づく。実は誰もが感じているものの、見ないふりをして封じてきた矛盾に、あらためて向き合わせるような力を持った本であるといえよう。

強いて言えば、同じ内容が何度も繰り返されている点がくどい印象を与えるが、それも、プロが無難にまとめた半生記ではなく、本人の主張が込められた読み物ならではの力強さと捉えることもできる。今の自分に疑問を持っている会社員はもちろんだが、高校生や大学生に、ぜひ読んでもらいたい1冊である。(朝倉真弓)



こういう人が活躍できる国にならないと

個性をつぶす日本社会とその教育制度。日本の文化につながっているところもあるので、100%変えることはできないが、それでもどうにかならないものか。日本は自由の国であるはずなのだから、選択肢をもっと増やしてやることくらいはできるはずである。「好きなことだけやればいい」という中村氏の主張は、「選択肢を多く認める社会を」との叫びのように聞こえる。氏の大学入試全廃論は正論だと思う。様々な混乱を招くだろうが、もともと大して勉強などしなくても卒業できる大学ばかりなのだから、氏が言うようにそれによって本当にやる気のある学生が報われ、大学の教育の質も上がるのなら、ぜひ全廃にするべきだと思う。いずれにせよ、こういう優秀で強烈な個性が活躍できない国は、民主国家とは言えないだろう。ぜひ一読して考えてみてほしい。
中村修二さんのことがよく分かる

中村さんの人生がくわしく書かれていて読み物として面白い。目次を見ただけでも参考になる考え方が身につきます。少し個性が強すぎる面もありますが独創性を大切にする研究者であればこそかもしれません。
ぜひ一読を

本書は、おそらくインタビュー形式で書かれた本で、あまり文章を推敲した跡は見られないが、内容は正論で、まさに現代日本に求められる革新的考え方である。「日本の教育は洗脳教育である」「入試制度を全廃すべきである」「入試問題はクイズに過ぎず、こんなものが解けても能力があることにはならない」などなどの正論が展開される。
今のままでよいのか問い直す

サラリーマンとして会社のために働く。それは普通の日本のサラリーマンの姿だと思う。しかし、本当にそれでいいのか考えさせられた一冊。
著者も最初は滅私奉公的に働いていたようだが、ある時から「好きなことだけやる」事を実践し、そこで青色ダイオードという製品化に成功している。
やはり、好きなことをやる事は、たしかにわがままなのかも知れないか、そういった要素も企業には必要だと思う。
また、こういったことを認めた経営者(会長)が居た事も、ビックビジネスを成功させる秘訣なのかも知れない。
また、研究者として、日本の研究体制、序列の問題などにも意見を述べている。やはり日本は古い習慣が抜けきらないのだろう。アメリカに行ったのはそのせいかも知れない。
また、著者は、出身の日亜科学工業と特許をめぐり裁判中であり、喧嘩別れしたような印象を持っていたが、本書を見ると、ずっと会社の利益を考えてきたようであり、研究を続けたい思いでの転職だったように思えた。

サラリーマンなら会社との付き合い方、学生なら今後の自分の進路を考える上で参考になる本だと思う
サラリーマン人生に悩んでいる方には必読の書

やりたくもない書類作り、管理業務などに追われ、「会社のために何ができるか?」と問われ続け、「自分のやりたいことはこんな事じゃないんだ!」ともがいていた私にとって、中村氏の言葉はどれも的を射ているものばかりであった。光が見えてきたような気がする。

サラリーマンの日々の生活に疑問を抱いている方には福音の書ではないだろうか。



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