神は沈黙せず



神は沈黙せず
神は沈黙せず

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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僕は好きだよ

昔読んだ本。
何だか否定的な意見が多いようで不安になるけど、楽しくって一晩で読んでしまった記憶がある。
昔気質のSFを現代風にポップにした感じかな。
(SF的な超常現象的な)設定とかその周りのこまごましたものを書くのが凄い。
それで物語として世界観を築いている。
叙述が上手いのかな。
知識に誤謬や時代遅れ感があっても、感情移入は出来たよ。
キャラクターが現実離れしているって意見もあるけど、キャラクターによってたつ物語じゃないから問題ないと思う。
語り部としての主人公の葛藤や心の動きもまあ表現できていると思う。
(カタログ本+小説)÷2ってことで。

僕は凄い好きだな。
山本弘の集大成、そして「アイの物語」の原点

本書は「と学会(超常現象)」や妖魔夜行「戦慄のミレニアム」といった作者がこれまで関わってきたテーマをまとめて詰め込んだ宝箱のような作品です。多くの超常現象の発生、そこから導き出される「神」の正体とは!?知的好奇心が刺激される数多くのテーマを扱いながら、かつ物語としても面白かったです。ページ数が非常に多かったにも関わらず、私は一気に読破しました。

おそらく作中に書かれている政策や議論、科学への見解で同意できない箇所があるかもしれません。しかし、経済書やビジネス書として本書を読むのではなく、物語として本書を楽しめば特にその点は問題ないと思います。作品の根底にあるテーマは「アイの物語」や他の山本弘作品に共通したものなので、私は本書をフィクションとして十分に楽しむことができました。また、ヒロインの優歌のキャラクターについても変にデフォルメされることなく、現実の私と近い考え方の持ち主でしたので、彼女に感情移入をしながら読むことができました。

アマゾンのレビューを見るとどちらかといえば否定的な感想が多かったので最初は読むのをためらっていました。でも、本書を読み終えた後には大作を読みきったという達成感と共に爽やかな感動があり、私はこの本を読むことが出来て良かったと思います。否定的なレビューを見て、本書を読もうかどうかを迷っている人には私は本書を読むことをお勧めします。

追記
物語の結末で優歌が辿り着いた信仰はとても素敵な信仰だと思います。
神とは何か

私の山本弘氏に対する印象は、小説家と言うよりトンデモ本をウォチングする『と学会』会長の方が強い。
本作も、小説と言うより擬似科学やオカルトに対する批判の印象を強いく感じた。
目新しいプロットは特になく、擬似科学やオカルトに関する説明や批判が冗長すぎる。小説としては特に面白くはない。
擬似科学やオカルトに対して、小説として一石投じていることは評価できる。

もう一点だけ言わせてもらうと、主要登場人物の一人である加古沢黎が「南京虐殺」に関して否定論者を論破することによりスターダムにのし上がってゆくとなっていますが、今時、肯定論や否定論で盛り上がること自体ナンセンスだし、既存の肯定論をつなぎ合わせて論破したところでスターダムにのし上がれるとは思えない。
山本氏が歴史修正主義に対して批判的であることを除いても、少しやりすぎです。
敵を作りやすい本

時間を潰すには良いなかなか楽しいお話しです。山本弘のファンなら尚、楽しめるでしょう。
ただ、超常現象のビリーバー、新旧の宗教の信者、右傾した歴史観の持ち主などの信念を否定する面があり、それが反発を招きます。
難しく考えることもない、ただの面白いお話しなんですけどね。
オカルト好きは一読の価値あり!!

オチは最高に素晴らしいです。事実だったらどうしよう!と考えされました。
が、残念なことに文章があまり良くないです。都合よく起こり過ぎる出来事にも疑問が…。
そして、最後まで主人公が好きになれず、後半はイラッときてしまいました。
散々なことを書きましたが、オカルト的な内容が盛り沢山!オカルト好きは一読の価値ありです。
ということで、星4つ!



角川書店
審判の日
アイの物語
シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)
まだ見ぬ冬の悲しみも (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
MM9




真田信之―弟・幸村をしのぐ器量を備えた男 (PHP文庫)

真田太平記〈1〉天魔の夏 (新潮文庫)

真田太平記〈2〉秘密 (新潮文庫)

真田太平記〈3〉上田攻め (新潮文庫)

真田太平記〈7〉関ケ原 (新潮文庫)

真田太平記〈第11巻〉大坂夏の陣 (新潮文庫)

真田太平記〈第12巻〉雲の峰 (新潮文庫)

神なき国の神々

神の代理人 (塩野七生ルネサンス著作集)

神は沈黙せず




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